いやあ、信じられないような逆転劇だった。
6四銀は今後も語り継がれるだろうなあ。
それでも落ち着いて指せば村田にもまだ十分勝機はあった。
しかし、あそこを勝ち切れないのが上に上がれないプロ棋士の限界というところか。
これが、広瀬、羽生、菅井、渡辺といったタイトル戦を戦っていたトップ棋士なら、逆転を許さずそのまま押し切っていただろう。
にしても、23手詰めを一瞬で読み切るのはさすが。
いつものように龍も飛車も切り捨てて駒の余らない詰み上がり。
まさに神に選ばれし魂だ。