いつも思う事だけど、オウムは複雑すぎて全てを把握する事は不可能だ。
まあ、いつものようにいくつも視点が欠けている。
カルトだカルトだと騒がれているものの、実際に犯罪に手を染めた者はごく一部だ。
出家者でも95%は何も知らない。
実行犯は1%だけ。
信徒を含めた教団全体ではわずかに0.1%だ。
世間ではこの0.1%で組織全体を語られているのだから、オウムというものは人類の歴史上極めて珍しいと言えるだろう。
入信する理由は、メインはやはり修行にある。
解脱・悟りを得られない宗教になど何の興味もない。
世間に対する不満だとか、将来に対する不安だとか、そんな事はどうでもいい。
神秘体験は日常生活の中で起こるものだ。
普通に会社で仕事をしているときに、天上の音楽が聞こえる。
そして、目を閉じれば光が降りてくる。
蓮華座を組んで座れば身体が跳ね上がる。
眠らずに何十時間もかける必要はない。
カルトと宗教に区別はあると思う。
ただ、宗教は上手くやっているだけの事ではあるが。(笑)
では、宗教とは何かと言えば、それは死後の世界を信じている思想である。
日本人は無神論ではないが無宗教なので死後の世界を信じていないけれど、キリスト教も仏教もイスラムも、世界中の宗教全てが死後の世界を信じている。
オウムが死後の世界を説いているからと言ってカルトだと言う事は出来ない。
ま、結局、毎回同じ事を書いてる気はするけど。(笑)