ヨーガ根本経典の解説をしよう。
全部で四つあるが、まずはヨーガスートラから。
日本語訳はいくつも出ているが、なんだかしっくりこないものが多い。
その理由は翻訳者が成就者ではない、という事に尽きると思う。
原著からの翻訳は無理なので、古典的名著の佐保田鶴治版をベースにして解説してみたい。
ヨーガスートラに書かれているのはラージャヨーガ、つまりヨーガの王についてである。
7万2千本のナーディーを浄化し、中でも重要な3本イダー・ピンガラを通してから閉じ、中央のスシュムナー管をプラーナを上昇させて不死の甘露を滴らせる。
その結果、歓喜状態となり固定され、サマディへと至る。
このプロセスを麻原は、喜・軽安・楽と呼んだ。
こうやって見てみれば明らかなのだが、これはクンダリニーヨーガのプロセスである。
クンダリニーヨーガがヨーガの王というのは全くその通りである。
事実、麻原も最終解脱を宣言した後のヨーガの修行といえば、スクハプールバカ6時間連続を繰り返すとかやっていたわけだ。
まあ、とりあえずはこんな感じ。