豊田出家 | 法友(とも)へ

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俗に言うところの幹部会。

 

そこで麻原が野田正悟師と豊田の出家について話をしていた事があった。

 

麻原はご機嫌な話っぷりであり、素人さんには信じられないかもしれない。

 

大抵の幹部たちは「言われたとおりにしろー!」とか「どうして言われたとおりに出来ないんだー!」などとどなられてばかりなのだから。

 

野田正悟師はそういう事がなく、麻原からかなり信頼されていた弟子であったと思う。

 

 

で、野田正悟師と井上の二人で豊田の説得に行ったのだが、というか、そもそも豊田は出家する気がなかった。

 

豊田は結果的に井上の口車に乗せられて出家する事になるわけだが、野田正悟師は井上が最初と最後で真逆の話をして説得してしまった事を凄いと言っていた。

 

野田正悟師は自分一人では豊田を説得できなかったと思っており、麻原は、「井上を一緒に行かせてよかっただろう。」と言っていた。

 

 

ここで笑えるのは話が真逆になっている事に気付いているのは野田正悟師だけだという点だ。

 

豊田はまったく気が付かず、野田正悟師は口を挟みたくなるのを必死に堪える。

 

麻原が、そうだろう。そうだろう。という感じでご機嫌だったのが懐かしい思いがする。

 

 

地下鉄サリン事件で野田正悟師は実行犯に選ばれていないわけなのだが、おそらく麻原は野田正悟師を死なせたくなかったのだと思う。

 

個人的な考えではあるが、まず、間違いはないだろう。

 

かく言う元R師もまた、麻原から、「お前を死なせるわけにはいかないからな。」と言われているのだから。