オウムの核兵器は単なるハッタリで作れるわけがないのだが、核兵器の構造自体は実は単純である事が分かった。
リトルボーイとファットマンの形状の違いは、ウラン型とプルトニウム型の違いだとぼんやり認識していたが違った。
ガンバレルとインプロージョンの違いだった。
麻原がなぜウラン型を選んだのかは不明だが、濃縮が必要なウラン型などオウムが作れるわけがない。
事実、世界中の核兵器の殆どはプルトニウム型なのだから。
そして、プルトニウム型なら当時のオウムには不可能でも、現代にオウムのような破壊的なテロを画策する集団が現れたなら、核兵器を作り出す事が可能なのではないだろうか。
問題は火薬の配置だが、これはディープラーニングで何万回もシミュレーションを繰り返せば核実験は不要だろう。
不謹慎とか言われそうだが、ドラマとして考えるなら、火薬を正確に並べられる職人技を持つ者は花火職人が思いつく。
中間貯蔵施設から使用済み核燃料が盗み出され、その容疑者グループに一時期花火づくりを経験した若者がいる。
というストーリー。
さらに、ウラン型ならライフルに込める超小型核弾頭も考えられる。
当日に製造し使い切るという事になるが、500メートル離れた場所からでもターゲットを確実に仕留められる。
死ぬ覚悟を持ったテロリストから、ターゲットを守り切る方法はない。
ま、そんな恐ろしい連中が現れない事を祈るばかりだ。