主人公の屁理屈がいちいち正論で面白い。
バスジャック犯の「どうして人を殺してはいけないのか?」には、「殺してはいけないという事はありません。そんな法律はないんです。」と答える。
全く、その通り。
法律は罰則を定めているだけで、禁止はしていない。
殺してはいけないというのは戒律であって、法律ではない。
戒律には抑止力があるが、法律には抑止力はない。
これは、オウムの連中が虫一匹すら殺さないように気を付けていたのを見れば明らかだ。
また、いじめられていた過去を持つ青年の「誰も逃げていいと教えてくれなかった。」には、「逃げる必要はありません。」と答える。
「悪いのは加害者であり、あなたではありません。」
「人をいじめなければ生きていけないほど心が病んでいるのだから、その人達を隔離すべきです。」
もはや、ぐうのねも出ない。
他にもたくさんあるんだけど、毎回せりふが面白すぎる。