まあ、あんまり面白い、面白いなんて言ってるとヒンシュクを買いそうだけど。
トンガの海底火山の噴火によると思われる津波の発生が、これまでにほとんど観測された事のない現象らしい。
テレビのニュースを見ていて驚いたんだけど、アメリカでも日本でもほぼ同じで、津波到達までの時間が10時間。
有り得ない。
いや、事実、そうなんだけど。
通常、そんな遠方からの津波は到達するまでに数日を要する。
津波の速度を考えればそんなものだ。
ところが、今回は全く違う。
およそ8,000キロを10時間という事は、時速800キロでやって来た事になる。
波がそんなスピードで移動できる訳がない。
さらに、トンガでも日本でもアメリカでも、波の高さはすべて1メートルほどと同じだ。
8,000キロを隔てて勢力の衰えない津波など有り得ない。
しかも、日本とトンガの間にある潮位計にはどこにも異常がない。
しかし、日本近海で津波が観測された。
つまり、波ではない何かが移動し、その何かの影響で津波が発生した事になる。
気象庁は焦っただろうなあ。
前代未聞の出来事に、どれだけの被害が発生するのかの予測がつかない。
新型コロナでもそうだけど、未知のものは分からない。
分からないものは分からないのだ。
手探りで対処するしかない。
ただ、さすがは日本というべきか、全国に設置された気圧計が、日本列島を覆い尽くす巨大な円弧のような気圧の波が通り過ぎていくのを捉えていた。
いやあ、面白い!