世間では、第五のプロセスが話題になっているらしい。
皆さん熱心に修行に励んでおられるようで、感心感心。(笑)
まあ、ホームレスとか生活保護の話という事であれば、やはり「健康で文化的な最低限度の生活」という事になるだろう。
あのドラマ面白かったんだけど、視聴率が低かったんだよなあ。
まあ、ドラマっていうものは現実には有り得ない事を表現するから面白いのであって、進撃の巨人や鬼滅の刃が現実だとは誰も思っていないだろう。
原作は柏木ハルコ。
柏木ハルコは何だか変な漫画を青年誌に連載したりしていたんだが、ある時ふと、自分はこのままではダメになると思ったらしい。
そこで二年間福祉事務所に通い詰めて、そこにいる人達を見つめ続けた。
そこで感じたのが、受給者もケースワーカーも、お互いに相手が分かってくれないと思っているという事だった。
その間を繋ぐ、その差を埋める、弱者のためならどんな犠牲をも厭わない鉄の女、義経えみるが生み出されたのはそんな理由からだった。
自殺をほのめかす受給者が電話してきたときに、適当にあしらってしまい本当に自殺されてしまって以来、どんな些細な事でも徹底的に話を聞くようになった。
張り紙が読めない識字障害者のため、共同生活が送れない神経質な人のため、どれほどの労力を費やそうと救おうとする。
救済者とは、ヒーローとはこういうものだという事を見せつけてくれる。
貧困ビジネスの犠牲になり、顔に殴られたような腫れ上がった痕がある相談者を前にして、どうすればいいのかを口をへの字にしてほっぺたを膨らませて必死に考える。
黙ったまま、二人でカップラーメンをすする姿には思わず拍手を贈りたくなる。
アニメでやってくれないかなあ。
お願いします。(誰に?)