やっぱりなあ | 法友(とも)へ

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西山が奨励会を退会した。

 

う~ん、せっかく将棋連盟がルールを捻じ曲げてまで頑張ってくれてたんだけど、それでもやっぱりダメだったか~。

 

 

まあ、プロ棋士になると収入が激減するし、上の連中には全く歯が立たないから懸命な選択と言っていいのだろう。

 

男女平等が叫ばれている世の中ではあるが、将棋界はこれに当てはまらない。

 

対等の条件では、未だに誰一人として女でプロになれた者がいないのだ。

 

 

男と女では圧倒的に能力の差があるのだが、その理由がはっきりしない。

 

競技人口の差だとか、男は生まれつき闘争心が強いとか、色々言われているけれど、どれも仮説に過ぎない。

 

その証拠に部分的にではあるが、女達が活躍した例がいくつか有る。

 

 

さいたろうが小学生の時、佐々木勇気と同じ大会に出場したのだが、その大会で優勝したのは伊藤沙恵だった。

 

つまり、競技人口にも闘争心にも関係なく、小学生の時点では女の方が強かったのだ。

 

また、藤井聡太がプロ入りを決定させた最後の対局の相手が、今回奨励会を退会した西山である。

 

西山は藤井聡太との対局はこれが三回目。

 

それまでは2勝0敗とカモにしていたのだ。

 

つまり、三段までは西山の方が藤井聡太よりも強かったのだ。

 

 

これらのデータからある一つの傾向が見えてくる。

 

男も女も努力を積み経験を重ねる事で進歩する。

 

そして、女の方が男と同等というよりも少し成長が早い。

 

しかし、ある段階から男の進歩が加速し始め、その能力が逆転する。

 

あたり前のことだが、伊藤沙恵は小学生の時よりも今の方が遥かに強くなっている。

 

それでも、上の二人はもう既に手の届かないところへ行ってしまった。

 

さらに、将棋指しがその強さを発揮し始めるのは十代後半から二十代前半。

 

女性にとって不利とされる出産・育児とは関係がない。

 

 

男が持つ将棋における強さとは、いったい何なのだろうか?

 

それが分かれば、男の棋士達も、今以上に強くなれるのかもしれない。

 

将棋とは何か?

 

強さとは何か?