タイトルが長い。(笑)
これも猫に小判かなと思うのだが、一応身体技法について紹介しておこう。
著者はマサチューセッツ博士号取得。研究員として、IBM、アップル、マイクロソフトに勤務。とある。
やっぱり、この手のものに興味を持つのは理科系の人間かなと思う。
修行者が見れば、この本は拳法の型を使ったツァンダリーの解説であると気付くだろう。
その段階は4つに分類されている。
それは、明勁、暗勁、化勁、光勁である。
これを大雑把に対応させると、上から降りてきたエネルギーが下丹田に集まり強大になり、尾骶骨にまで降りてから背面を上昇する、いわゆるクンダリニーの覚醒が明勁。
上昇するエネルギーは頭頂にまで上がった後に、今度は身体前面を降りていき循環を始める。これがツァンダリーであり暗勁に対応する。
続いて、報身のヨーガによるアストラルボディの完成。これが化勁。
最終解脱。光勁。
さて、初心者のためにこのブログに何度も書いていることを復習しておこう。
クンダリニー他エネルギー系の解脱の方法は、エネルギーを循環させることによってそのエネルギーをより強大にして、そのエネルギーによってサマディに導かれるというものである。
自力では達成出来ない。
達成させてくれるのは、あくまでもエネルギーである。
ひたすらエネルギーを回し続けるという100%の努力と、自らは何も解脱に向かおうとはしない100%の無努力が合わさった時、何が起こるかは自分で試してみればいい。