まあ、なんだかなあ、という気はするが、補足説明ということで。
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先ず、「オウムとクンダリニー」に関して。
安倍っちゃが、じゃなくて、(変換すると最初に出てきた)アベッチャが本名で手紙を書いてきたということなんだけど、これは成就認定前でまだホーリーネームが無かったからなんだろうと思う。
アベッチャは世田谷支部長ではあったが、当時は世田谷支部には一人も師はいなかった。
世田谷支部はかつては東京本部であったのだが、杉並道場ができた段階で信徒たちの集まりは杉並で行われるようになり、青山に東京総本部ができてからは更に衰退していった。
そんな忘れ去られてしまったような道場で、それでも責任者として頑張っていたというのが、アベッチャが麻原に成就を認められた理由である。
そして、晴れて師となったアベッチャは世田谷を離れ、横浜支部へと人事異動することになる。
だが、もちろん支部長ではない。(笑)
続いて、「テレビが広めたオウム真理教」に関して。
村井が正大師になった理由が説明されていないということだが、実はこれは麻原は説法でちゃんと説明している。
まあ、サマナに対しては「村井は今日から正大師だ。」と言えば、「あ~そうですか。」で終わるのだが、信徒に対してはそれなりの説明が必要になる。
いきなり正大師だと言われても、「なんでやねん!?」ということになる。
当時、僕もなんでやねんと思っていた。(笑)
最初に説明すべきことは、正大師とは何なのか?
どうすれば正大師になれるのか?である。
その条件は、マハームドラーの成就者が一定のノルマをクリアすることである。
そのノルマがシャクティーパットであり、ケイマ、ヤソーダラー、マイトレーヤといった正大師全員がクリアしている。
シャクティーパットとは何かと言えば、エネルギー交換である。
自分のエネルギーを相手に注ぎ、その代わりに相手の汚れたエネルギーを自分が引き受ける。
なので、シャクティーパットと同等のエネルギー交換を行って、ステージの低い魂を引き上げれば、正大師になることが出来るという理屈になる。
麻原の説明では、オウム内最大の人員数を誇るCSI において、サマナたちにエネルギーを与えて引き上げた功績による成就認定である。ということだった。
なので、説明はされていた。が正しい。
で、ここで村井だけが特別なのかと思うかも知れないが、実はそうではない。
例外はもう一人いる。
オウマーならすぐに思いつくと思うが、それはアーチャリーである。
ご存知のように、アーチャリーはシャクティーパットのノルマをクリアしていない。
村井と同じなのだ。
ところで、ここで支部活動としては非常に残念なことがあった。
村井のシャクティーパットが無かったからである。
イニシエーションは修行を進めるために必要なものであるのだが、中でもシャクティーパットは特別な効果がある。
マイトレーヤのシャクティーパットが終わって随分と経っているので、シャクティーパットを心待ちにしている信徒達も多かったのである。
それが無くなってしまった。
しかも、一瞬だけ、もしかしたらあるのかも知れないと思わせた上でである。
オウムには、その時々に応じて様々なステージの呼び名が存在する。
内部の人間でも全部を憶えてはいないんじゃないかと思うのだが、
正悟師の別名は供養値魂である。
これが覚者の十段階の最初であり、段々と来て最後に、天人師、覚者、世尊となる。
そして、正大師が最上善逝である。
その一つ前が智徳成就者であるのだが、ある日突然、通達が出たのだ。
その内容が、
マンジュシュリー・ミトラ智徳成就者 誕生
であった。
ステージ上は正悟師の次は正大師である。
そんな中途半端はものをわざわざ通達で知らせる意味など、本来は無い。
おお~~、供養値魂が修行を進められて、いよいよシャクティーパットの準備が整ったか、と思わせる内容である。
ところが、それからまもなくして、村井が大乗のヨーガを成就したという通達が出た。
あの時は、ほんとガックリした。(笑)