不思議なタイトルだなあ。
まあ、タイムトラベル物は大抵は面白いが。
これは人間の身体も同じことで、時間の経過と共に細胞は全部入れ替わってしまう。
その前と後では、果たして同じ人間と言えるのかどうか?
身体は全く別のものになっているのに、同じ人間であると感じるということは、これはもう答えは簡単である。
身体は自分ではないということだ。
で、西洋の思想ではそこまでかも知れないが、東洋ではこのテーマをもっと掘り下げていく。
肉体は自分ではないことは分かったが、では心はどうなのだろうか?
心もまた時間の経過とともに変化していく。
したがって、その前と後では、同じ人間であると言うことは出来ても、同じ心であると言うことは出来ない。
別のものになってしまっているのに自分だと感じているということは、心もまた自分ではない。
身体は自分の身体であって、自分ではない。
心は自分の心であって、自分ではない。
なんて素晴らしいんだ!