ふと、小学校の理科の授業を思い出す。
物が燃えると、酸素が消費され二酸化炭素が発生する。
つまり、酸素が減った分だけ二酸化炭素が増える。
次は、光合成だ。
植物は二酸化炭素を吸って、酸素を吐き出す。
つまり、二酸化炭素が減った分だけ酸素が増える。
最近、驚くような事実を耳にする機会があった。
アマゾンの熱帯雨林は大量の酸素を生み出している。
地球における酸素工場のように思われているのだが、事実は違う。
生み出された酸素は、そこに住む動物たちに全て消費されてしまう。
アマゾン全体で、酸素と二酸化炭素は上手くバランスが取れているのだ。
さらに驚くべき情報は、地球の酸素濃度は、200万年もの間一定に保たれているということだ。
人間だけでなく、あらゆる生き物が生きていくのに丁度いい酸素のバランスのまま変化しない。
この酸素は、一体どこからやってくるのか?
酸素が増えれば二酸化炭素が減る。
二酸化炭素が増えれば酸素が減る。
この前提がありながら、地球上の酸素濃度は一定のまま。
ということは、ここからある一つの結論が導き出せるのではないだろうか。
それは、現在起こっている地球規模での気候変動は、温暖化とは関係がないということだ。