サンジャヤ本 ボツリヌス・トキシン編15 | 法友(とも)へ

法友(とも)へ

ブログの説明を入力します。

しかし、まあ、なんでこんなにも立て続けに失敗し続けることが出来るのか不思議である。

 

その責任の大部分は村井にあるのだろうと思う。

 

オウム幹部たちに共通する欠点、というよりも欠陥なのだが、自分が何も知らず無能であることを認識できていないのだ。

 

 

広瀬はいったい、何回培養を失敗したのだろう?

 

培養液が異臭を放ち、濁り・沈殿し、phは2にまでなり、色はオレンジ色またはピンク色。

 

どう考えても失敗なのだから、その途中で止めるべきだろう。

 

ph5あたりでボツリヌスは死滅する。

 

ph2はかなり強い酸である。

 

色が赤っぽいところから最初に連想するのは光合成細菌だが、培養液の主原料がタンパク質でありph2であることら考えると、出来上がった物はミネラルたっぷりの赤酢であったのかもしれない。(笑)

 

 

その後も失敗は続く。

 

濃縮液がキャラメル状になるだと書いているが、そんなことは当たり前のように思える。

 

村井がカゼインを使ったからだ。

 

カゼインは水には溶けない。膨潤するだけだ。

 

その性質を利用して接着剤に使われている。

 

そんなものをフィルターを通そうとしても詰まるだけだし、何かをしようにもどうにもならない。

 

 

不思議なのは亀戸異臭事件も含めてなのだが、培養を行っているのは全て素人であるという点である。

 

はっきり言って、素人に培養など出来るわけがない。

 

遠藤の部下には培養を成功させるだけの能力を持った者たちがいた。

 

しかし、彼らの姿はどこにも見えない。

 

まるで、わざと失敗するために人選をしているかのようだ。

 

まあ、いずれにせよ、みんな死んでしまった。

 

事実がどうであるのかは、もう誰にもわからない。