日本将棋連盟は、女流棋士がプロ棋士になれた場合の規定を発表した。
それによるとプロ棋士になった場合でも、女流棋戦に参加し続ける、いわゆる二足のわらじが可能になるらしい。
これはグッジョブだろう。
康光会長いい仕事をしたと思う。
里見は女流では無敵、しかし、プロ棋士の中に入ってしまえばその実力は中の下といったところ。
現在は年収二千万ぐらいだが、プロ棋士になれば三百万ぐらいに減ってしまう。
これが史上初の女性プロ棋士誕生の障害になっていたのだが、これで里見も何の心配もなくプロ棋士を目指せる環境が整った。
さて、もう一人のプロ棋士候補、西山は苦戦しそうだ。
現在三段リーグであと一歩のところまで来ているが、勝率は5割を切っている。
年齢制限に引っかからずに抜け出せるかどうかだ。
里見も結局三段リーグを抜け出せなかったので、これまた同じ道をたどるのかもしれない。