平成28年のデータでは、無期受刑者は1,815名。
そのうち仮釈放を許可されたのは7名。
いずれも在所期間は30年以上となっている。
その確率はわずか0.39%、恐ろしく狭き門となっている。
平成29年のデータでは、無期受刑者は1,795名。
そのうち仮釈放を許可されたものは8名。
同じく、全員が在所期間は30年以上。
同じく狭き門。
しかし、この数字にはほとんど意味がない。
在所が30年以上でなければ許可されないのだから、在所が30年以下の受刑者は除外して考えなければならない。
それと、勘のいい人なら気づくと思うが、28年から29年にかけて人数の計算が合っていない。
この差分が、表面には現れていないが獄死者の人数である。
平成28年の仮釈放審理は27件で許可が7件。
平成29年の仮釈放審理は40件で許可が8件。
2年分の合計で67件中15件、その確率は22.4%。
これでかなり実状に近づいてきた。