竜王戦第六局は広瀬の勝利。
これで三勝三敗の五分。
タイトルの行方は最終戦に持ち越された。
最終局は改めて振り駒が行われるので、広瀬が先手ならあっさり勝ってしまうことも考えられる。
それにしても、羽生が勝てばタイトル100期でニュースになるし、負ければ無冠で羽生九段となりこれもニュースになる。
いずれにしてもニュースになるというのは、やはり生まれながらのスターということになるのかもしれない。
なのだが、羽生の負け方が悪い。
あまりにも悪い。
終局が12時07分。
これは夜のではなく、昼間のである。
2日制のタイトルマッチがこんなに早く終わるなんてことは聞いたことがない。
棋譜を見ても、羽生が悪手を連発している。
羽生は今、48歳。
大山名人が名人のタイトルを失ったのは48歳。
そろそろなのかもしれないな、とは思う。