涼宮ハルヒの憂鬱 | 法友(とも)へ

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Gyaoで配信されているので軽く書いておこう。

 

ほんと、日本のアニメは侮れない。

 

 

知っている人には説明不要だと思う。

 

主人公涼宮ハルヒを取り巻く、宇宙人、未来人、超能力者、そしてついでにキョン。

 

その彼ら、彼女らが繰り広げる学園ドラマである。

 

 

なのだが、その設定が凄い。

 

この世界の異常なエネルギーの変化を検知した、宇宙人、未来人、超能力者たちは、それがどこから発生したのかを探り当てる。

 

それは特定の場所ではなく、涼宮ハルヒという個人だった。

 

そして、その異常が発生したのが3年前。

 

 

未来人たちはその原因が3年前以前の涼宮ハルヒにあると考え、その原因を探るべく、タイムマシンを使って過去に戻ろうとする。

 

しかし、ここで、驚愕の事実が判明する。

 

どうやっても、3年前以前に戻ることが出来ないのだ。

 

そこから論理的に導かれる結論はただひとつ。

 

この世界は3年前に誕生したのだということだった。

 

 

面白い。実に面白い!

 

ヨーガでは、真我独存であるがゆえに一切皆空であると説く。

 

この世界は3グナが作り出した幻影であり、その刹那刹那に創造・維持・破壊を繰り返し、過去も未来も存在していない、つまり、今、この瞬間しかないという考え方である。

 

 

これは、涼宮ハルヒの憂鬱と同じ発想であると言える。

 

過去が存在するというのは、単なる記録・記憶に過ぎず、今この瞬間に過去が存在することは、誰にも証明できない。

 

宇宙が137億年前に誕生したとするのは、その記録を今この瞬間に認識しているだけであり、それは輪廻転生を信じているのと大差はない。

 

 

なんて事を考えながらアニメを見ている人はいないんだろうなあ。(笑)