オウムを取り巻く人々⑦ | 法友(とも)へ

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派遣の仕事はさらに給料が良い。

 

これは、出張もあるのでその分もこみでという事なのだと思う。

 

 

仲介者が信徒なので、本来は日当1万2千円のところ、仲介料の6千円も上乗せして本人の取り分が1万8千円になる。

 

これだと年収は軽く500万円を超える。

 

かくして、どんなイニシエーションも受け放題となる。

 

その結果、同じ職場にかなりの人数の信徒が送り込まれる事となる。

 

 

ただし、これらの仕事もいい事ばかりではなく、ひとつ欠点がある。

 

それは大きなイベントの時である。

 

 

当然に、上からは信徒は全員参加させろなどという無謀な圧力がかかる。

 

しかし、同じ職場内で同じ立場同じ仕事で一斉に大勢の人間が休むとなると、これは大変というより職場から苦情が来る。

 

世の中はオウムのために回っているわけではないので、そんなに休んでばかりいるんじゃ辞めてもらうよという話になる。

 

で、その調整をすることになるのだが、これがなかなか難しい。

 

信徒なら誰だってイベントには参加したい。

 

それだけではなく、支部からは是非参加しましょうと勧められる。

 

 

元々が矛盾する話なのだが、どうにかしないと収入が途絶えることになってしまう。

 

そうなると、布施もイニシエーションも何もできなくなってしまう。

 

基本は信徒同士の話し合いなのだが、折り合いがつかないときはこちらで面談をして、「悪いが今回は泣いてくれ。」という話をしなければならなくなる。

 

まあ、こうやってこまめに面倒を見ているからこそ人を動かせるのではあるが。