グルを観想するな③ | 法友(とも)へ

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両面刷りのコピー機が紙を詰まらせながらなんとか動いている隣の、パーテーションで区切られた隅っこの角で紙を折りたたんでは封筒に詰めたりしていると、滝本弁護士が訊ねてきた。

 

「麻原さん、観想しますか?」

 

 

はい?

 

なるほど、世間はそういう認識なのかと、感心することしきりだった。

 

 

元オウムにとっては常識以前の当たり前すぎるほど当たり前なのだが、麻原を観想することはない。

 

はい、ここ重要だから、もう一度書きます。

 

麻原を観想することはない!

 

もちろん、麻原からグルを観想しろ!なんて事言われたこともない。

 

瞑想のプロセスでの観想はあるが、生身の麻原の観想など有り得ない。

 

 

グルの観想云々は末端のサマナに対してだけだ。

 

ワーク中はワークに集中するのであり、修行中は修行に集中する。

 

当たり前の話だ。

 

 

まあ、なんでこんな話になっているのかの理由は分かる。

 

それは麻原のマインドコントロールにかかってしまっているからである。

 

世間が目にする情報は、そのほとんど全てが末端のサマナ・信徒からのものである。

 

情報に偏りがあるのだ。

 

人は情報量が多い方を信じてしまう生き物である。

 

ましてやオウムのような、グルと弟子との関係は1対1という集団においては、なおさら肝心な情報が埋もれてしまう。

 

 

ま、どうでもいいか、そんな事は。(笑)