中川智正との対話② | 法友(とも)へ

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土谷は1994年の現代化学9月号の記事を見て、VXが作れると判断したらしい。

 

その記事を見たいと思ってアマゾンで探してみたがどこにもなさそうである。

 

なので、土谷がどうやってVXを完成させたのか、個人的に勝手に推測してみたいと思う。(笑)

 

 

皆さんご存知のように、VXの前駆体はEMPSHとDECLである。

 

化学式を見ていて気付くのは、EMPSHはどこかで見たような形をしている。

 

何だろうなと思って見ているうちに、それがサリンに似ていることに気付く。

 

リンを核としてメチル基と酸素の二重結合。

 

後の二つが少し違っているだけだ。

 

 

DECLはどことなくイペリットの構造に似ている。

 

核となっているのはよくある炭素と水素の集まりだ。

 

それが二つあるから、おそらくこれはエタンかエタノール。

 

その片方の端に塩素がくっ付いて、反対側に窒素、その先にイソプロピルアルコールが二つくっ付いている。

 

サリンと比べれば分子量はそれなりに大きいが、構造は単純だ。

 

なんだか答えが見えてきた気がする。