いつからだろうか、夏に夕立が降らなくなったのは。
子供の頃は、昼間は暑くともその暑さが入道雲を呼び、夕方の雨が夜から朝にかけてのわずかばかりの涼を運んでくれていた。
それが今はない。
太平洋高気圧とチベット高気圧の2枚重ね。
本来であれば上空へ逃げるはずの太平洋高気圧の熱を、チベット高気圧が上から抑え込んでいる。
逃げ場をなくした熱は地上に留まったままだ。
太平洋高気圧に覆われていない沖縄と北海道は涼しいままだから、自然のエネルギーというものがいかに大きいかという事がよく分かる。
怖いのは雨が降らない天気が続いているという事だ。
もちろん水不足も心配だが、雨が降らなくても海から水は蒸発し続けているので、その水蒸気はどこに行っているのだろう。
もしそれが日本上空に溜まっているのであれば、いずれそれは豪雨となって地上に降り注ぐ。
というわけで、噴霧式の水耕栽培を調べていると、どうやらポンプは12Vが主流らしい。
これを24時間動かしっぱなしにすると電気代もかかるし、ポンプの耐久性も問題になってくる。
なので、プロゴラムを組んでポンプをコンピュータ制御するという事になる。
たしかにコンピュータ制御なら細かい調整が可能であり、昼間の熱い時間は噴霧時間を長めに、夜は短く中間の時間帯はそれなりにする事が出来る。
その制御ボードが数千円で買える。
かつて、マイコン(マイクロコンピュータの略)が出始めた頃、同じようなものが10万円ほどしていたような記憶があるが、時代は変わったものだなあと思う。
なるほどこれなら小学生がロボットを作って遊べるわけだ。