クンバカが短くなり、そしてまた長くなる。
これを何度も繰り返す。
その時に味わう苦しみは、短時間だけのムドラーの苦しみの比ではない。
しかし、それによって、極限修行前とは違う、はるかに大きな器と強大なエネルギーを持った怪物が誕生することになる。
それは人であって、もはや人ではない。
それが修行者というものだ。
次の段階では、3分を超えてクンバカが伸び始める。
器の破壊とエネルギーの強大さが拮抗し始めて、エネルギーの強大さが上回り始める。
クンバカが大きく短くなる事はもはやない。
前の段階では、3分、2分30秒、2分であったものが、3分、3分、3分10秒という伸び方をするようになる。
そして、3分10秒、3分10秒、3分30秒。
3分30秒、3分30秒、4分という伸び方をするようになる。
4分を超えてからが、本当の修行の始まりだ。
しかし、ここから先はとても危険な領域である。
死ぬ覚悟が出来ていないのなら、この先に踏み込むべきではない。
さあ、いよいよ心臓が止まる前兆が起こり始める。