「たかがラージャヨーガだ。3日で終わらせろ!」
冒頭、麻原はそう言い放った。
まあ、この言葉には、もちろん様々な解釈が可能である。
ついでに、という感じで、
「3日で終わるんだ、食事はとらなくてもいいだろう。」
と付け加えた。
なんて素晴らしいんだ!(笑)
まさに修行者にとって、出家生活というものは最高の環境である。
こんなバカげた修行メニューなど、自分でやろうとしても出来るものではない。
メニューがキツイだけでなく、常に竹刀を持った数人の監視者が、逃げ出せないように見張っているのだ。
今から思い返せば、とてもいい時代だったなと思う。(笑)
誰も皆、真剣に修行に取り組んでいた。
出来ることなら、末端のサマナ全員に至るまで、こういった極限修行を経験させてあげられたら良かったのにな、と思う。
LSDを飲んで幻覚を見たところで意味はない。
ただ、魔境に陥るだけだ。
まあ、それが麻原の目的だった訳なのではあるが。