世界コンピュータ将棋選手権が今年もやって来る。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv312663945
http://live.nicovideo.jp/gate/lv312664027
elmoやAperyなど、過去の優勝者が参加する大会となったのだが、なぜかponanzaの名前がない。
おまけにタヌキ、やねうら王も不参加。
どうしたんだろうなあ?
で、興味はelmoがどういう結果を残すか、ということになるかと思う。
この大会は連覇が難しく、大抵は毎回優勝者が違う。
さて、どうなるかだ。
ところで、去年アルファゼロが話題になっていたが、もちろんというべきかグーグルからの参加はない。
アルファゼロがelmoに勝ったという情報だったので調べてみたが、その中身はなんだかなあというものだった。
戦績はアルファゼロの90勝8敗2分け。
少しでも将棋を知っていればすぐに気づくと思うが、2分けってなんだよ2分けって。
チェスならば引き分けが多いのだが、将棋の場合は千日手は指し直し。
決着が付くまで行うので、引き分けにはならない。
いったい、どんなルールで戦ったのかと思ったら、持ち時間なしの1分将棋。
これではハードの性能がダイレクトに結果に反映する。
さらに、詰みまたは投了まで行わず、評価値900差で終了。
そして、とどめの一撃、棋譜が公開されていない。
これでは欧米人が得意とする、日本人に不利なルール改正と言われても仕方がない。
これらの情報を踏まえて検討してみると、アルファゼロは、まあ、強いには強いんだが、本当に強いのかどうかは同一スペックで戦ってもらうしかない、という結論になる。
そもそも、アルファゼロとelmoでは、ハードの性能には1万倍以上の差があると思われる。
普通に考えて、スパコン相手にパソコンでは勝てるはずがない。
elmoって、パソコンのくせに、スパコン相手によく8勝もしたものだ。(笑)
レーティングに換算すると、1,000以上の差があるはずだが、結果を見るとせいぜい500程度の差しかない。
おそらくだが、アルファゼロと同等のハードのスパコンelmoがパソコンelomoと戦ったら、100勝0敗になるのではないだろうか。
ま、世の中にあふれている情報がいい加減なのは、何もオウムに限った事ではないということなのだろう。(笑)