サマナに関することだけでなく、幹部に関することでも麻原から電話がかかってくる事がある。
ここで言う幹部とは、世間で言う平の師のような末端のサマナの事ではない。
さらに世間でいうところの中堅幹部でもなく、世間で言う最高幹部の事である。
ほんといつも思うんだけど、中堅幹部以下は幹部じゃないけどね。(笑)
この最高幹部について麻原から電話がかかってくるのはこんな感じである。
「○○がグルの意思に反して勝手な事をやっているからお前が見張れ!」
「私に報告しろ!」
という事である。
まあ、麻原も「面倒見てやってくれ。」と言ったかと思えば、今度は「見張れ。」と言ってくる。
困ったものである。
しかも、これを隠密に行わなければならない。
もちろん、グル直々の命令であるのでしっかり報告をし、それが麻原の評価につながり、成就認定や人事異動に影響を与えることになる。
まあ、他にも何人かいたんだろうけど、サマナも幹部も、逆らってはいけない人間の一人がR師だったというわけだ。(笑)
麻原からは、サマナや幹部たちが何を画策しているかの連絡を受け取っていた。
これがヴァジラヤーナのワークって事なのだが、秘密裏に行うのは結構大変だったなあ。
今では懐かしい思い出だ。