上からのエネルギーを取り込み、上昇させてクンダリニーの覚醒を促す行法がアシュビニムドラーである。
背面を上昇したエネルギーは、頭頂から今度は下降して前面を降りていく。
このエネルギーの循環がいわゆるツァンダリーである。
この段階での行法がヒンズーツァンダリーである。
ここでさらに、エネルギーを強化するためにヴァヤヴィヤを行い、これらを総称してクンダリニーヨーガと呼ぶ。
ここからさらにエネルギーが強化され一定量を超えると、今度は背面ではなく中央管を通りサハスラーラを突き抜ける。
これがいわゆるクンダリニーの本覚醒である。
そして、ここからいよいよ、サマディ、解脱へと向かうプロセスが始まる。
これらの様々な修行法を体系化して作り上げられたのが、小乗のツァンダリーである。
経典を見れば分かるように、それぞれの修行法は個別のものであり、それぞれ単独で、段階的に習得すべきものである。