最近のヒーロー達を見ていて、時代は変わったのかと思う。
いぬやしきの主人公はジジイである。(笑)
宇宙人が地球にやって来て、人間を巻き添えにして死なせてしまい、代わりの身体を与えるというのはウルトラマンのパターン。
機械の身体に人間の記憶を植え付けたために、私は人間だと悲痛な叫びを訴えるのがエイトマンのパターン。
しかし、最後の最後まで化け物呼ばわりされたエイトマンと違い、いぬやしきは本物のヒーローと褒め称えられる。
アニメの登場人物にすぎないのだが、よかったなあ、と思う。(笑)
まあ、最後はどうやら、鉄腕アトムとジャイアントロボのパターンになるみたいなのだが。
ワンパンンマンに登場する三流ヒーロー達が美しい。
「期待されていないことは分かっている。」
「自分が弱いことは、誰よりも自分がよく知っている。」
しかし、それでも戦う。
「ヒーローが逃げたら、誰が戦うんだよ。」
強大な敵を目の前にして、圧倒的な力の違いを見せつけられ、恐怖に震え、小便ちびりながら、それでも逃げない。
ああ、自分はここで死ぬんだろうと思う。
そして、願う。
せめて、あの子供たちが逃げる間の時間稼ぎになってくれ。
かっこいい~。
かっこいいぜ~。
まあ、最後はハゲマントがやって来て片づけるんだけどね。
その時のセリフがまた面白い。
「雨降ってるから、早く帰ろう。」(笑)