皆さまご存知、リチャード・バックの最高傑作。
タイトルそのままに、一切皆空と救世主について書かれている。
とても難しい事を、とても面白おかしく物語としてまとめ上げる文章力はさすがという他はない。
カスタネダのグル、ドンファンが光の中に消え去る最後の時に残した、「今までにお前に教えたことは全部嘘だ。」という言葉にも通ずるヴァジラヤーナの味わいもまた興味深い。
全てはカルマによって生起する。
その真実を語る救世主は悲惨な最期を遂げる。
なんて悲しいんだ!
そして、なんて素晴らしいんだ!