ついでに日本の葬式仏教について、ざっくり説明しておこう。
すでに皆さんご存知のように、葬式なんて必要ないし、墓もまた建てる必要はない。
そこに私はいませんだし、そんな事は日本の法律のどこにも規定されていない。
すべてマインドコントロールであり、そのマインドコントロールがかなり長い間受け継がれてきたのだが、最近になって、人々はすこしずつ観念の崩壊を起こしつつある。(笑)
なんて素晴らしいんだ!
で、このマインドコントロールがいつ確立したのかというと、それは江戸時代である。
確か、中学校の歴史の時間に習ったと思うのだが、荘園制度の頃は武士だけでなく貴族や寺社も荘園を持っており年貢を取り立てていた。
それだけでなく、寺社は流通を支配し経済を牛耳っていた。
すなわち、通行料の徴収と商売を始める時のショバ代である。
まさしく坊主丸儲けだったのが、ここに革命児織田信長が登場する。
寺を焼き払い、楽市・楽座を導入するのだ。
これにより武士の実入りは増えたが、寺社は商売あがったりになってしまった。
そこで、江戸時代に導入されたのが檀家制度である。
一定の区画内の庶民たちは、必ずどこかの寺に所属し、寺は葬式と墓守をすることで収入を得る。
寺は布教活動をして民衆をマインドコントロールしない代わりに、国家によって安定した生活を保障されることになったのだ。
まあ、それにしても、こんな時代遅れの制度がこの平成の世からさらに元号が変わろうかという時代まで、よく残っているものだなと思う。
人は一人で生まれ、一人で死んでいく。
死んだらすべては無に帰する。
何も残らない。
葬式だの墓だの、どうでもいいことだ。