オウムはなぜ消滅しないのか32 | 法友(とも)へ

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ではなぜ、原始仏典の成立が釈迦入滅後100年も経ってからだったのか?

 

それは、対抗手段として経典が必要になったからである。

 

 

当時、すでに原始仏教は消滅の危機にあった。

 

元々、インドにおいてはバラモン教やヒンズー教の勢力の方が強く、仏教というものは異端の新興宗教に過ぎなかった。

 

そこへ、さらに追い打ちをかけるように台頭して生きたのが、大乗仏教である。

 

 

ではなぜ、大乗仏教が生まれたのか?

 

これまた簡単な答えである。

 

それは、原始仏教では誰も解脱しないからだ。

 

 

現代では、マインドフルネスがブームになっているようである。

 

しかし、それを実践した結果得られるものが、ストレス解消だとか、仕事の効率アップとかでしかない。

 

これでは、修行の本来の目的である解脱にはほど遠い。

 

というよりも、最初から解脱に向かっていない。(笑)

 

 

瀕死の状態の教団は、なんとか延命を図ろうとして、自分たちこそが唯一の真理であるとして経典を作り上げた。

 

しかし、その努力もむなしく、教団はますます衰退していったのである。

 

なんて悲しいんだ!