オウムはなぜ消滅しないのか31 | 法友(とも)へ

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この弁護士に限った事ではないが、元オウムにしても、とかく経典を盲信するタイプの者達がいる。

 

僕にはどうもよく分からない人達である。

 

 

何かに書かれていれば、それだけを正しいとする考え方は僕には理解出来ないし、修行者にとっては、信じるか信じないかなどどうでもいいことである。

 

修行者にとって必要な事は、信じることではなく、実践することである。

 

そもそも、解脱とは何かなど、解脱するまで理解など出来るはずもないし、解脱に至る方法もまた、解脱するまで理解出来るはずもない。

 

 

そこにあるのは、信じるか信じないかなどではなく、やるかやらないかだけである。

 

それは完全に個人的な判断であり、その結果は誰のせいでもなく、全て自分に責任がある。

 

 

で、経典に話を戻すと、元オウムには、やたらと原始仏典を有り難がる者達がいる。

 

これはとても悲しい事である。

 

まあ、無智のカルマだからしょうがないと言えばしょうがないのだが。

 

 

原始仏典の成立は、釈迦入滅100年後とされる。

 

まあ、この時点で、常識的には、何をふざけとんねん!

 

という話にはなると思うのだが。(笑)

 

 

ではなぜ、原始仏典は釈迦入滅後、100年も経つまで成立する事がなかったのか?

 

その答えは簡単である。

 

釈迦牟尼本人が、経典を作ることを禁止したからに他ならない。

 

つまり、原始仏典とは、釈迦の許可なく編纂された、本来は仏教を名乗る資格のない経典ということになる。