麻原に逆らう事をせず、しかもサリンを撒かない。
その方法は、実はとても簡単である。
要するに、サリンを撒くのを失敗する。
ただ、それだけでいい。
井上はわざと失敗することがよくあったし、村井にいたっては全力で取り組んでいるにもかかわらず、いつも失敗。(笑)
実はオウム内部では、失敗することなど日常茶飯事。
一度も失敗せずに、いきなり成果を上げる事の方が珍しかったのだ。
なので、地下鉄にサリンを撒くことを失敗したとしても、何も不思議はない。
なので、失敗した時に井上が言いそうな言い訳をいくつか考えてみよう。
その1
ラッシュ時で人がたくさんいて、外に押し出されてしまった。
その2
傘を車に置き忘れてしまった。
その3
電車に乗る前に、傘を落とした。
その4
トイレにサリンを置き忘れた。
その5
傘を突きさしたつもりだったのだが、穴が開かなかった。
まあ、大体こんな感じかなと思うが、実際に現場を見ればもっとたくさん思いつくだろう。