そして迎えた、今年。(笑)
まさに今年こそは、である。
なので、土に頼るのはもうやめだ。
これからは、水耕栽培で行く。
オウムの科学力を見せてやる!
もちろん、オウムは20数年前の時点で水耕栽培の研究をしていた。
土耕栽培も水耕栽培もポイントは同じ。
土台となる健康な根を育てるところにある。
したがって、水耕栽培の場合は、根が24時間常に漬かり続けている水の管理が最大の問題となる。
液肥を使うために、雑菌にとっては食料が不足する心配はない。
しかも真夏の気温は、これ以上ないほどの環境を整えてくれていると言ってもいいぐらいである。
しっかり水の管理をしないとすぐに腐ってしまうのだが、植物工場などでは水を循環させてごみを取り除き、紫外線ランプで殺菌を行ったりしている。
しかし、こちとらオウムなので、水耕栽培のシステムは自作。(笑)
そんな金のかかることはやっていられない。
なのだが、私には細菌培養のノウハウがあるのだよ。
水耕栽培の液肥は、ようするにペプトンの水溶液のようなものだ。
そこで好気性の善玉菌を培養する。
そんな事は、嫌気性のボツリヌスを培養することに比べれば、アホみたいに簡単だ。
というわけで、今のところ順調に育っている。
親ヅルを摘芯し子ヅルを3本伸ばしているのだが、すでに孫ヅルが5本伸びてきている。
問題は着果率の悪さであり今のところ2割程度なのだが、とりあえずはすでに2個大きくなりつつある。
現在野球のボールぐらいの大きさなので、このペースなら7月半ばには収穫できそうだ。
液肥は取り換えることもせず、量が減ったら追加しているだけなのだが、栽培開始から1か月半がたった今、容器のぬめりは全くない。
真っ白な根がびっしり生えていて、ここまでのところは順調と言っていい。