コンピュータとの対戦は、あまりにもあっけなく勝負が付いてしまったが、もはや打つ手なしと言っていいだろう。
まあ、トラブルがあって途中2回の中断があったのだが、PONANZAの原因ではなくデンソーの原因でもないって、もしかして麻原の前世の徳川家光の呪い?(笑)
とにかく、運営にはもっとしっかりしてもらいたいものだ。
初手3八金のインパクトは凄かったが、永瀬の解説によると22分の1ということだった。
どうやら、PONANZAが先手の場合、22分の1の確率で3八金を指してくるらしい。
つまり、3八金の形を十分に研究しているということになる。
もはや人間の思考では、太刀打ち出来そうにない。
しかも、この3八金と指された段階で、すでに人間側が苦しいのだそうだ。
これが人間同士の対局なら、3八金を見た相手は勝利を確信しているはずだが、それが逆に人間の方がすでに苦しいとは。
それと、持ち時間の消費に圧倒的な差が付いてしまった。
これは、人間が考えている時間を使って、先読みをしているため。
読みが一致すると、時間を消費せずにノータイムで指してくる。
しかも、コンピュータが考えているのは、どうやって勝とうかという事ではない。
勝つのは当たり前、どの方法で勝とうかと考えて時間を使っているだけだ。
まあ、例えるなら、200kmのストレートか?190kmのスライダーか?180kmのフォークか?
しかも、1mm単位で正確にコントロール出来る。
もはや、人間に出来ることは何もない。