オウムでは「夢見のヨーガ」とか「夢のヨーガ」と呼ばれている。
ただ、これは成就の条件とは関係がないので、大して重要視はされていない。
僕も一時期やっていたことがある。
明晰夢は、たまに思い立ったときにやるというよりも、集中的に毎日行ったほうが良いと思う。
ここで重要なのは、明晰夢を見るという意思である。
これがないと、夢の中で目覚めることはあまりない。
意思を持って行っていると、毎日明晰夢を見るようになる。
一晩で10回から20回ぐらい見るようになる。
夢の中ではなんでもやりたい放題で、楽しく遊ぶことが出来る。
なのだが、繰り返すが、それだけでは解脱とは何の関係もない。(笑)
問題は遊んでいるうちに意識がはっきりしすぎて、目が覚めてしまう事である。
そうでない場合は、夢の中でもう一度寝てしまう。
そして、また夢の中で起きて、前の夢はどうだったか、さらにその前の夢がどうだったということを覚えている。
もう一度、繰り返すが、解脱とは関係がない。
村井ではないけれど、男にとって明晰夢でのお楽しみは、絶世の美女と交わることである。
夢の中のほうが快感が強烈であり、しかも、それが精を漏らすことなくいつまでも続く。
何度も繰り返すが、解脱とは関係がない。(笑)
経典の中では、解脱と関係のある能力として説かれることもある。
それは、他人の夢の中に現れるということである。
その時は、自分の夢と同じように、他人の夢を自由に操れるのだ。