宇宙の誕生 | 法友(とも)へ

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何気な~くテレビを見ていたら、現代物理学の見解について語っていた。

 

 

オウムでは10億の宇宙などと言っているが、どうやらそれは正しいのかもしれない。

 

最近になって、宇宙には物質はほんの数パーセントしかなく、それ以外は暗黒物質や暗黒エネルギーで満たされている事が分かってきた。

 

その研究の過程で明らかになったのが、最初に宇宙が誕生したとき、われわれが住むこの宇宙の他にも実にたくさんの宇宙が誕生したという事だ。

 

その数、驚くなかれ、0が500個も付く数だそうだ。(笑)

 

 

え~と、億があって、兆があって、京があって、あからがあって、さらのその上か。

 

まさに仏教の世界だな。

 

 

ただし、それらの宇宙全てが星を誕生させる事が出来るわけではない。

 

暗黒エネルギーが強ければ、その宇宙はひたすら膨張を続け、物質が集まることが出来ない。

 

暗黒エネルギーが極めて弱い宇宙だけが、我々の住む宇宙のようになることが出来る。

 

なので、人類が誕生出来るのは10億の宇宙というのは数が合っていそうだ。

 

 

それともうひとつ。

 

量子力学の世界では、一切皆空は理論的に正しいと考えられているようだ。

 

もちろん科学の世界では、一切皆空などという専門用語は使われていないが。(笑)

 

 

公案の隻手の答えにもなるのだが、夜空を見上げて月を見る、そして月に背中を向けて月が見えなくなったとき、月は存在しているのか?

 

という問いの答えは、量子力学では、存在していない。

 

となる。

 

 

見るものと見られるものは二つで一つであり、見るものが存在しないとき見られるものもまた存在しない。

 

仏教と物理学の答えが一致したということなのだが、いくら理論的に正しいとされても、何千億円もの金をかけて実験装置を作り、それが確認されなければ証明されたことにはならない。

 

そして、そんな基礎科学など、修行と同じで人生には何の役にも立たない。(笑)