AIたちのその後 | 法友(とも)へ

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電王戦合議制マッチは予想通り年越しの決着となった。

 

156手にて、人間側投了となったのだが、たしかにマンジュシュリーじゃなくて、文殊の知恵で悪手はなくなり粘る事は出来たと言っていいと思う。

 

しかし、その内容は途中から完全に一方的な展開。(笑)

 

人間側の完敗となった。

 

 

やはり印象的だったのは、人類を滅ぼしに来た、8六香。(笑)

 

プロ棋士三人ががん首揃えていながら、完全に読みが抜け落ちていた。

 

居飛車の闘いであれば、玉が8八にいるのでそこに金取りに桂を打つことはある。

 

今回は玉が6八で、打ち込んだのは桂ではなく香。

 

人間の観念とは恐ろしいもので、そんな手があるとは想像すら出来なかったようだ。

 

しかし、この歩の前に打たれた香で勝負ありとなった。

 

 

さらに恐ろしいのはその後の展開。

 

コンピュータ同士の戦いではよく目にする、友達をなくす指し手の連続で、森下いわく「こんなに駒損した将棋は見たことがない。」

 

にもかかわらず、一手間違えると頓死してしまう状況が続いている。

 

人間同士で秒読みならどうなるか分からないが、相手はコンピュータ、ギリギリでかわしながら絶対安全だと読み切っている。(笑)

 

 

もはやまったく勝負になっていないのだが、今までは目に見えない形でコンピュータにハンデをもらっていたが、これからははっきり目に見える形でのハンデ戦にしてしまえばいいのではないだろうか。

 

とりあえず、コンピュータの持ち時間を人間の半分にする。

 

対等の勝負なんて絶対無理なんだから、いさぎよく負けを認めて出直すしかあるまい。