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三浦九段 不正証拠なし。

 

当たり前すぎる結論だ。

 

 

さすがは元検事総長で、時間をかけて徹底的に調べたようだ。

 

「疑惑は全部検討したが、不正使用を認めるに足るような証拠力は到底なかった。」

 

はい、ここ重要。

 

「到底なかった。」

 

かすりもしていない。

 

客観的に見て、疑わしいところが何もなかったということだ。

 

 

三浦から提出されたスマホやパソコンを専門業者に解析させた結果、痕跡はなし。

 

通常、素人が何かを削除しても、プロの手にかかればほぼ元通りに復元されてしまう。

 

それが、痕跡すらない。

 

 

根拠の一つとされていた7月の対局での夕食後の30分間の離席も、そんな事実はないと認定された。

 

ここも重要なのだが、「離席があったとは言い切れない」ではなく、「離席はなかった。」

 

 

三浦の指し手がソフトと一致する確率が高いとの指摘も、局面によってバラつきがあるだけでなく、数多くの対局を解析した結果、三浦よりも高い一致率を示した棋士が数多くいた。

 

凄いぞ検事総長!

 

全部調べてるんだなあ。

 

 

離席についても同じ。

 

これもバラつきがあり、三浦以上に離席をする棋士もいる。

 

 

まとめると、三浦には疑惑を持たれるようなところが何もなく、三浦が不正を働いたというのなら、他にも処分されるべき棋士は大勢いるということになる。

 

 

さあ、これからどうなるんだろうか?

 

渡辺は三浦が挑戦者なら自分が負けると考えていたわけだから、とりあえず賞金の4320万円は賠償しなければなるまい。

 

2か月半の対局料などの報酬に、名誉棄損の慰謝料。

 

いったい、その金額はいくらになるのやら。

 

 

ついでに、三浦が不正をしていると主張した連中の処分もしなければなるまい。

 

竜王戦の挑戦者決定戦において、三浦は疑いをかけられていたために対局中連盟の理事が三浦を監視していた。

 

その結果、不正はなしと判断された。

 

にも拘らず、A級順位戦で三浦に惨敗した渡辺が三浦との対局を拒否したために、三浦にだけ処分が下された。

 

もしここで、日本将棋連盟が誠実な対応をとらなければ、本当に将棋は終わってしまう。

 

こんな社会常識のない集団など、カルトと何も変わらないからだ。

 

 

元検事総長の、

 

「相手がソフトを使うのではないか、という疑心暗鬼の心が棋士に生まれていることを見逃すことはできない」

 

という言葉を、プロ棋士たちはどう受け止めるのだろうか。