ちょいと調べてみたが、なかなか面白い。
God MovesがZen19Lと対戦したのは、11月29日に2回、12月1日に1回の合計3回。
全てが自由碁で黒番の中押し勝ちとなっている。
ここでちょいと確率の計算をしてみると、Zen19Lのこの2日間の成績は対God Moves戦を除けば104勝9敗。
勝率は約92%。
勝率92%の相手に無傷で3連勝する確率は約0.05%。
凄い、凄すぎるぞGod Moves。
で、ランキングを見てみると、Zen19Lが9位なのに対して、God Movesは載っていない。
で、対戦履歴を見てみると、God Movesはまだ3戦しかしていない。
戦った相手はZen19Lだけである。
面白い、面白すぎるぞGod Moves。
どんなに強くても、自由碁であるために公式戦のようにランキングに反映されることはない。
これはどう考えても、わざとZen19Lだけをターゲットにしているようにしか見えない。
で、ベスト100のランキングをよく見てみると、Zen19には他にもレパートリーがあることが分かった。
K、K2、Xの3つであり、Lと合わせて合計で4つのZen19がランク入りしている。
しかも面白い事に、Zen19K2が4位で最強であるにも関わらず、わざわざ9位のZen19Lとだけ戦っている。
ますます面白いぞGod Moves。
普通に考えるなら、最強の相手を倒したいと考えたのではなく、趙治勲と戦ったZen19Lよりも強いところを見せつけたかったように見える。
ということになると、ネットでも噂になっているけど、God Movesの開発者はやはり日本人が本命ということになりそうだ。
で、ここから先は推測ということになるが、日本の囲碁ソフトには大きな3つの流れがある。
マイナビの天頂の囲碁、アンバランスの最強の囲碁、シルバースタージャパンの銀星囲碁である。
この3つの中で最強なのが天頂の囲碁であり、その思考エンジンがZenである。
とうぜん他のメーカーは打倒天頂の囲碁を果たそうとしている。
そこで面白いものを見つけた。
発売日未定となっているが、アンバランスの最新作、最強の囲碁 Deep Learningである。
モンテカルロ法とディープラーニングの融合により、思考プロセスが飛躍的に進化。
前作との自己対戦勝率は90%を超えている。
もしかして、もしかするのか~?