IQ246対IQ300の対決という、もの凄い設定になっている。
絶対、有り得ないよね。(笑)
織田裕二の怪演が話題になっているが、中谷美紀の怪演もまた見事。
ここでもやはり、永遠のテーマとでもいうべき、「なぜ、人を殺してはいけないのか?」
という問いかけがなされている。
中谷美紀演じるIQ300の天才、マリア・Tの、「まさか、法律で決まっているなんて言わないでよね。」
のセリフが見事だ。
法門寺家の代々の当主は、殺されるか自殺しているという話を聞いた、太鳳ちゃん演じるワトソン君のセリフが素晴らしい。
「死ぬなんて言っちゃダメです。」
「どんな理由にせよ、死んだらみんなが悲しむんですから。」
IQ246の沙羅駆は、いつもはバカにしてばかりいるのに、これを聞いてこう答える。
「君は正しい。本当に正しいな。」
絶対的な答えではないが、相対的な正解の一つだろう。
なんて素晴らしいんだ!
まあ、いずれにせよ、IQ246だのIQ300だのと言ったところで、所詮は脳内現象。
解脱には、ほど遠いのだよ。