全部で6ページ。
ほぼA4サイズの6ページなので、それなりの量がある。
前半は事件の概要について、後半は質問に答えている。
既にアンソニー・トゥー博士の書籍に書かれている事と内容が重複しているが、まあ、中川の書き下ろしという感じの構成になっている。
どういう経緯でこの手記が書かれたのかについては説明されているが、どういう経緯でこの手記を手に入れたのかについては説明されていない。
そこが知りたいんだけどなあ。(笑)
まあ、その辺は大人の事情ということで。
至る所に化学式と専門用語がちりばめられている。
中川は十分な資料もないと思われる、拘置所の中でこれを書いたのか。
優秀な人間はやっぱ凄いな。
パラパラとめくってみて、DC+DF+IPAというのが目についた。
これを見ただけで、サリン製造の最終工程である事が分かってしまうのは、喜ぶべきか悲しむべきか?
まあ、それはいいとして。
冒頭はこんな書き出しになっている。
1992年末、教団はサリンの大量生産を企てました。
(中略)
責任者は故 村井秀夫氏と上祐史浩氏で、
(以下略)
え~と、大切な事なので繰り返します。
教団はサリンの大量生産を企て・・・責任者は上祐
知らなかったなあ。(笑)
しかも、1992年だ。