0葬 | 法友(とも)へ

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前回の放送予定は台風で流れたので、昨日の放送を見た。



まあ、ざっくりまとめてしまうと、法律上遺骨は人間ではなくただの物に過ぎない。


しかし、死者をどう弔うのかということは別の話。


ということになると思う。



ただ、現実に直面している問題の多くは、経済的な理由や遺骨を引き取る人が誰もいないということになるようだ。


で、この問題は当然の事だが、二面性を持っている。


片方が亡くなった本人の事であり、もう一方が亡くなった人を取り巻く人々の事である。



個人的には、自分の骨なんかその辺に捨てておいてくれたらいいというぐらいにしか思っていない。


海や川に撒くのもいいし、ごみと一緒に出すのもOKである。


葬式も必要ないし、自分が死んだ後の事などどうでもいいのだが、法律上の手続きはいくつか必要であり、いくらかのお金もかかる。


ただ、それだけの事である。



しかし、世の中一般人は、そうはいかないようである。


なので、今までのように何百万もかけて葬式を出し、墓を作ることが出来ない人たちのために一応形だけは取り繕うというのが0葬である。



墓が出来るまで、一時的に預かるという預骨が3万円。


しかし、遺族が音信不通になったりでそのまま。


身体が不自由で預けに行けない人のための、家まで取りに来てくれる迎骨が3万円と交通費。


さらに宅急便などで送るだけの送骨は送料のみ。



こうなってしまう主な理由は、ひとつは死亡するまでに寝たきりで介護費用がかかり、もうお金が残っていない事。


もうひとつが生涯未婚と熟年離婚の増加である。



まあ、いずれにせよ、不必要な観念は早いとこ崩壊させてしまった方がいいと思う。