思い出されるのは総理になった時にかかってきた電話。
他に用件もなく、この事だけで電話がかかって来た。(笑)
麻原の弟子の中で、誰と誰がこの話を振られたんだろうなあ?
オウムでは、外部の情報を遮断して云々と言われているが、それはあくまでも末端のサマナだけ。
マインドコントロールされる側の話であって、マインドコントロールする側は外部の情報を取り入れて、自分なりにまとめておく必要がある。
麻原から話を振られた時に上手い切り返しをすると、さすがだなとご機嫌になる。(笑)
それにしても、
「細川さん、総理になったなあ。」
と、嬉しそうに言った麻原は、いったい何の話で盛り上がりたかったのだろうか?
で、その殿は、早々と政界を引退なさった後に、芸術の道に入られたようである。
前に春画がブームだという話を聞いたことがあったが、どうやら殿が火付け役だったようだ。
陶芸についても、美味しいと評判のピザ屋のピザ釜をヒントにしたというオリジナルの窯で焼いている。
火炎放射器のように凄まじい勢いで立ち上る炎の中で一個ずつ焼く。
真っ赤になるまで熱して、一気に水の中へ入れて冷やす。
あんな焼き方があったとは、まさしく観念の崩壊だ。
薬師寺から依頼されたという障壁画もまた面白い。
モチーフは、三蔵法師がインドから経典を持ち帰る道すがらの様子なのだが、テンペラ画の技法を用いている。
自由すぎるなあ。(笑)
ワシも負けずに、絵を描いてみたいものだ。