帰依⑯ | 法友(とも)へ

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ある日の「尊師と集う会」での事。


麻原が先に、いつもの椅子に座って待っており、正大師・正悟師たちが遅れてやって来た。


グルを待たせるなど弟子失格だと言えるが、オウムではよくあることだった。


まあ、正大師・正悟師などというのはただの役職名だから、仕方がないのかもしれない。



麻原が瞑目して待っているところへ、入り口からぞろぞろと入って来た連中の中に村井もいた。


で、村井が麻原の方へ近づいていったあたりで、麻原が突然叫んだ。


「マンジュシュリー、何をやっているんだお前はー!」



まあ、おそらくだけど、僕も含めてその場にいた全員が意味が分からなかったと思う。


麻原は続けた。


「お前のところに巨大な女性性器が見えるぞー!」(笑)



これを聞いた村井は照れくさそうにしながら、


「やっぱり、ばれましたか。」


と答えていた。



イメージしてみましょう。(笑)


人間大の巨大な女性性器が、しずしずと歩いて近づいてくる。



怖いよー!


なんだかよく分かんないけど、怖いよー!



で、村井が白状したところによると、女性サマナから凄い体験をしたという噂を聞いたという事だった。


一般人の感覚では、麻原と交わる事自体が物凄い体験だという事になると思うが、修行者たちが言っているのは神秘体験の事である。


それで、村井も真似をして、ダキニ天女に変化して、麻原を立たせて受け入れてみたらしい。(笑)



あ、頭痛い。


考えたくない。



村井を抱く偉大なるグル麻原。


いやあ、さすがは村井。


男の弟子で、それだけの帰依がある者など、他にはいないと思う。


良い子の皆さんは、真似しないように。(笑)