炭素は4本の手を持っているが、水素だけでなく炭素同士で結びつくことも出来る。
真ん中で炭素同士が2個結びつき、その周りに水素がくっついているのがエタンである。
同様にして、真ん中で炭素同士が3個結びついているのがプロパンである。
炭素が1個、2個、3個という違いだけで、メタン、エタン、プロパンという違いがあるが、それらは全て炭素と水素だけで出来ている。
これらは全て可燃性ガスであり、常温では気体である。
酸素には2本の手がある。
可燃性ガスの水素と炭素の間に、酸素がひとつだけ2本の手を使って割り込んだのがアルコールである。
炭素が1個、2個、3個の違いにより、順番にメチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコールと言う。
これらは常温では液体であるが、揮発性が高い。
これらのアルコールから、どこかの手が1本外れて他のものに結びついた状態を○○基と言い、順番に単にメチル、エチル、プロピルと言う。
次にその数の表し方である。
二つある場合は頭に「ジ」をつける。
三つある場合は頭に「トリ」をつける。
メチルを例に取れば、一つ、二つ、三つの順に、メチル、ジメチル、トリメチルと言う。