変化身のマルパ⑩ | 法友(とも)へ

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普通なら、前年度の源泉徴収票から、1日あたりの収入を計算する。


そんなものはないので、代わりの書類を作成する。



事故前の過去3か月間にわたって、何月何日に、どこの現場で、何時から何時まで働き、日当がいくらであったのか、を書き込んでいく。


それを元にして、今度は事故後の仕事を休んでいる間に得られるはずだった収入が、いくらであったのかを計算する。



まあ、これで、やるだけの事はやりました。


結果がどうなるかは、シヴァ大神のみぞ知る。(笑)



で、書類を提出。


しばらくして、調査事務所から電話がかかってきた。


こちらの要求がすべて認められたわけではない。


調査事務所の決定が事実として扱われる。


調査事務所の決定は事実ではないが、そこは公安調査庁と同じ。


決定すれば、事実として扱われる。


まあ、世の中には、事実として扱われていることを、事実だと誤解している人が大勢いるようだが。(笑)



調査員の話だと、算定基準というものがあり、そこから逸脱は出来ない。


しかし、慰謝料は満額の8万円としておきました。


という事だった。



さらにそれからしばらくして、Iさんの口座に30万円ほどが振り込まれた。


まあ、とりあえずはなんとかなった。



ここで面白いのは、Iさんは事故に会っても会わなくても、収入にほとんど差がないということだ。


しかし、事故に会ったおかげで、200時間の修行を達成し、2名を入信させるという結果を残した。


事故に会っていなければ、そんな事は出来なかったはずなのだ。


実に面白い!



これを世間では、災い転じて福となす、とか、人間万事塞翁が馬、とか言うのだろう。


しかし、オウムでは、こういう時にいう事はひとつだ。


「ヴァジラヤーナは結果が全てだ!」