思わぬ展開に21 | 法友(とも)へ

法友(とも)へ

ブログの説明を入力します。

オウム事件において、中川の果たす役割は非常に重要であった。


僕も、トゥー先生から色々と話を聞くまでは中川を軽く考えていたのだが、思っていた以上に重要な役割を果たしていた。


土谷が化学の天才なら、中川は科学全般の天才といっていいのではないかと思う。


中川は非常に幅広い面で、その優秀さを発揮している。


オウムにやって来なければ、きっと大勢の人を救う名医になっていたことだろう。



で、その中川は、土谷と一緒に毒ガスの製造に関わっている。


そして、アンソニー トゥーのおかげでオウムが化学兵器の隠蔽に走った時に、そのほとんどを中川はひとりで処分している。


何十万人もの人々を殺傷するだけの大量の化学兵器を、たったひとりでである。



たったひとりで行ったことなのだから、中川以外には誰も知りようがない。


それなのに井上が裁判でおかしな証言をした。


中川が裁判で声を荒げる事があったのは、そのためである。




トゥー先生が中川にVXの事を聞いたとき、


「VXの事を話すと、大勢の人に迷惑がかかる。」


「だから、自分が隠したと証言をした。」


そう答えたということだ。



たしかに、死刑の上に罪を重ねても、死刑であることに変わりはない。


中川はそうやって法友を守り、その秘密は墓場まで持っていくつもりなのだろう。


その覚悟は、最後まで見届けたいと思う。



出来るなら、来世もまた中川と一緒に修行がしたいなあ。


まあ、タントラヴァジラヤーナは今生だけで勘弁してもらいたいところではあるのだが。(笑)