トゥー先生と1対1でじっくり話が出来ればよかったのだが、そこはやはり有名人。
次から次へと人々が挨拶に訪れる。
程なくして、司会進行役の教授だかの、始まりの挨拶となった。
続きまして、名誉教授だの学部長だののお偉いさん方の、有難いお話が続く。
そんなこんなで、なんだかんだで、ようやくトゥー先生のお話が始まる。
プロジェクターに映し出される東京拘置所の写真。
その前でにこやかに微笑むトゥー先生。
そこで一言。
「皆さん、ここへ宿泊すると、食事代がかからないんですよ。」
やられたーーーー!
やられてしもたーーーーーーー!
先生にいきなり、ボケをかまされてしもたー!
不覚。(笑)
まあ、先生も子供の頃に2.28事件がらみで銃撃されたらしいからなあ。
その場にいた人達の半分が死んでしまったというから、もの凄い経験だ。
そういう修羅場をくぐってきているから、死刑囚だとかオウムだとかを相手にしても、色眼鏡で見ることなくにこやかにしていられるのだろう。
オウムを攻撃するアンチの心の背景には恐怖がある。
しかし、トゥー先生にはそういった恐怖が無い。
天界のカルマと言っていいのだろうと思う。