会場に入ってみると、主催者側の席に島田教授もいた。
せっかくなので休憩時間に挨拶にいったら、「え、ほんとに来たんだ。」みたいなビックリした様子でドン引きされてしまった。(笑)
まあ、仕方あるまい。
あんな事があったのだから、島田教授としてもオウムがらみの人間とは一切関わりあいたくないのだろう。
で、問題のシンポジウムの内容だが、これははっきり言って期待外れだった。
もしかしてアーチャリーが来ているのかなと思ったが、全くそんな様子は無し。
本人がいないのに何を話し合うのだろうと思っていたら、案の定アーチャリーに関する事は全くと言っていいほど出てこない。
ワイワイ騒いでいるのは、大学がどれほど悪い奴らで、自分達がどれほど正義を貫く素晴らしい人間達であるのかということだけだった。
所詮は他人事。
自分には何の痛みも無い。
オウムに対する世間の対応など、どんなに偉そうな事を言ってもこの程度のものなのだという事を思い知らされた気分だった。
彼らはただアーチャリーをだしにして、自己満足のためだけに盛り上がっているようにしか見えなかった。
肝心のアーチャリーについての話が出てこないので、どうしたもんかなと思っていたのだが、休憩時間に入ったので今後の予定について聞いてみた。
まあ、要するに、このシンポジウムは何時に終了する予定なのかということなのだが。
帰ってきた、その返答には思わず絶句してしまった。
何時に終わるのか、分からないという。
あのお、電車なくなったら帰れないんですけどお・・・、
当事者達には楽しいんだろうなあ。
和光大学のこういった活動は公安にも目を付けられているのだが、彼らはその事をしっているのだろうか?
なんだか無駄な時間を過ごしてしまった気がして、帰りの暗い夜道が妙に長く感じてしまった。(笑)